外反母趾の症例

ヘバーデンによる外反母趾

ヘバーデン結節とは、手指の末節関節に起る関節痛の一種で、爪に近い第1関節が腫れたり、太くなったり、指が横へ曲ったりする。医学書には、手の事しか書いてないが、手と足に発生する場合、また足から発生するヘバーデンもあることを私は警告している。60才以上のひどい外反母趾の半数がこれに関係しているのである。


へバーデンの場合足から始まったヘバーデン

手から始まったヘバーデン手と足の両方のヘバーデン


リウマチによる外反母趾

リウマチであっても、腫れ始めた初期の段階で足裏のバランスを整えておくと、変形を最小限にくい止めることができる。


リウマチによる外反母趾


小学生の外反母趾

一生の足は小学校3年生位で決まる。
この時期に「足と側弯症との関係」についての検査が必要である。
子供の自律神経失調症状、子供のうつ、ひきこもり、登校拒否、過食症、拒食症、下痢、便秘、側弯病、子供の頭痛、肩こり、めまい(起立性低血圧症)などを起こす。


小学生の外反母趾:小学三年女子小学生の外反母趾:小学四年女子小学生の外反母趾:小学五年女子


中高生の外反母趾

スポーツ障害の多発。
中学2年生の腰椎分離症の発生率と、50才以上の女性の腰椎分離症の発生率が同じという調査報告がある。中高生でスポーツ障害を起こした者の98%に、外反母趾または指上げ足があり、共に著しい免震機能の低下があった。従って、いきなり激しい運動をするのではなく、足裏のバランスを整えてからスポーツを始めることが望ましい。


中高生の外反母趾:中二男子中高生の外反母趾:中三女子中高生の外反母趾:高1男子


女性の外反母趾

なぜ女性に外反母趾が多いのか、その理由は男性も女性も同じ重力の影響を受けているが、女性の方が男性より筋力が弱いために、重力の影響を受け易いからである。

そのため、外反母趾で足裏が不安定だと、その不安定を首で補う為、頚椎と頭蓋骨の接続部が変形し、変形した首の骨が自律神経を誤作動させて甲状腺異常(バセドウ病、ハシモト病)など起こす。


女性の外反母趾


男性の外反母趾

男性の頭痛、肩こり、めまい、自律神経失調症、腰椎ヘルニア・分離症、変形性膝関節症、男性の更年期障害、うつ、EDなど起こす。


男性の外反母趾男性の外反母趾男性の外反母趾


右足の外反母趾

本来右足は利き足として重力のバランスを保ち、歩行時発生する過剰な衝撃を吸収無害化しているが、その右足に外反母趾があると、上半身にひどい2次的障害を発生させ、腰のヘルニア、分離症、首を変形させたことによる自律神経失調から脳梗塞、心筋梗塞、脳内出血の要因になる。

不整脈から心臓病、糖尿病など、生活習慣病といわれ、いくつかの病気を併発するので注意が必要。


右足の外反母趾


外反母趾と損傷との関係

足裏が不安定だと、1対1の割合でその不安定を体の上部で補うため、ひざ・腰・首の痛みや自律神経失調などの不調を引き起こしてしまう。