めまい・立ちくらみも「自律神経失調症」が関係している
めまいにはいろんな原因がありますが、特に外反母趾、指上げ足、扁平足により頚椎と頭蓋骨の接続部を痛め、自律神経失調症になっている人に多く見られます。
頭がフワーッとしたり、クラクラ、フラフラするのが特徴ですが、このめまいは自律神経失調が原因になっているので、めまいのほかに不整脈・眼精疲労・頭痛・肩凝り・吐き気・脱力感などいくつかの自律神経失調症状を伴っています。ひどい人は失神したり、転倒して骨折などの怪我をしてしまうこともあります。
また、同じように自律神経失調症の一つになっている起立性低血圧症(起立性調節障害)と言われる症状で、急に立ち上がったとき、めまいや立ちくらみがして目の前が真っ暗になったり、動機・胸の圧迫感・息切れ・手足が冷えるなどするものです。多くの場合、就寝中に作用する副交感神経から、起床後に作用する交感神経への切替が上手くいかないため、血液の循環が少なくなる低血圧症が原因となっています。朝起きるのが辛かったり、午前中元気がなくやる気が起こらない、といったことが特徴で思春期の子どもから大人まで、首を痛めている人に多く見られます。
特に、身長が1m60cm以上の女性は足裏の不安定を首が多く補うので、このような症状が起こりやすいのです。
これも交感神経と副交感神経を調節するギヤが壊れて誤作動したため、その危険性から横にならせて安静を保たせようとする安全本能の作用で、めまいを起こさせる防御反応と考えています。
このほか、天井や自分自身がグルグル回るめまいがあります。これは、頚椎と頭蓋骨との接続部より下部組織に起こった変形のため、自律神経失調症状は伴いません。変形した頚椎が、角度によって周りの神経を刺激したときに起こる症状で、横になったり、寝返りをしたり、ふいに上を向いたときなど、頭を動かすと起こり、頭を動かさないで静かにしていると治まるものです。
このことからも、頚椎の変形した骨や軟骨が神経を刺激したり圧迫している、ということが分かります。
同じように、グルグル回るめまいにメニエル病があります。これは、内耳にリンパ液がたまる「内リンパ水腫」によって起こるものがありますが、これらのめまいの共通点に足裏の異常に伴う不安定があり、これによって首を痛めたことが隠れた原因になっていることを見落としてはならないと思います。
めまいをまとめてみると、次のようになります。
1.自律神経失調症による一瞬クラクラッとするめまいや、起立性低血圧症が伴うクラクラめまい。
2.頚椎と頭蓋骨との接続部より下部の変形による天井や自分自身がグルグル回るめまいや、メニエル病を伴うグルグルと目が回るめまい。
3.脳内異常による中枢性めまい。
めまい・立ちくらみに対するセカンド療法はいずれも足裏から全身のバランスを整えた上で、頚椎の固定を中心に行いますが、めまいには脳疾患などの重病が隠れている場合があるので、特に高齢者は治療の前に医師による診断が必要です。
足裏のバランスを整える
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