正しい歩き方、キレイなウォーキングは3点歩行から
その関係を科学した絶対法則
私たちの体を支えている足裏は体表面積のわずか1%ですが、四六時中動き回るこの体を絶妙なバランスでコントロールしているのです。ところが、体の土台となる足裏に少しでも歪みが生じるとたちまち絶妙なバランスが崩れ、足だけでなくひざ、腰、背中、肩、首、顔面、頭へと上半身にも歪みが出てきてしまうのです。
私たちの全体重を支えている足裏は、重力の負担を同時に受けており、この重力の負担が私たちの体に大きな影響を及ぼしているのです。歩いているときは体重の約3倍、走っているときは体重の約5倍もの重力が部分的に集中してしまうのです。重力の負担がどれだけ大きいかお分かりになるでしょう。
足裏にかかる重力は?
歩いているとき→体重×約3倍
走っているとき→体重×約5倍
本来、私たちが生まれ持った安定した足裏は、地球上に住む私たちの体をこの重力の負担から守ることを最優先するように巧みに作られているのです。
ですから、子どもから大人になるにつれ足裏がしっかり安定して正しい歩行が促されると共に、骨格がしっかりと安定し、正しい筋肉がつき、引き締まった美しいボディラインと健康が得られるようにできているのです。
それでは、美しいボディラインを作り、正しくキレイな歩き方となる3点歩行を導き出す、自然界の絶対法則からご説明します。
1.安定機能を促す
正しくキレイなウォーキングの基本は、まず立ったときの姿勢がキレイな一直線上にあることです。地面の上に足裏がバランスよく踏ん張り、その足の上に正しく骨盤が乗り、またその上に背骨がピンと正しく伸び、そして首と頭がその上にバランスよく乗っかるのです。その為には、全身の土台となる「足裏」が安定していなければなりません。足の指が踏ん張り3点歩行ができるように足裏のバランスをテーピングや3本指テーピング靴下で整えることからスタートです。
2.免震機能を促す
正しくキレイなウォーキングは、歩けば歩くほど健康になり、また引き締まった美しいボディラインを作り上げます。歩く度に自分の体重の3倍以上の負担が足裏にかかります。安定した足は地面からのドシンドシンという震動(過剰な衝撃波とねじれ波)を吸収し、無害化できるよう免震機能が備わっているのです。
その為、安定した足裏での歩行は、関節の変形や老化を防ぎます。特に、首への負担を防ぐことで自律神経を安定させ、ホルモンバランスを調和させるのです。ホルモンが安定すると各臓器への命令がスムーズに伝わり、体が活性化されてくるのです。つまり、免震機能は首を守り、自律神経を痛めないで安定させるというとても重要な役割を担っているのです。ですから、足指を踏んばった3点歩行になるよう足裏のバランスを整え、免震機能を高めます。
3.運動機能を促す
正しくキレイなウォーキングにより、身のこなし方に無駄がなく滑らかでキレイな動きが自然に促されます。せっかくお洒落な格好をしても、歩く姿が必要以上に揺れていたり、足音もドタドタとうるさいと魅力がなくなってしまいます。
安定した足裏での正しい歩行は、リズミカルな動きでスッスッとすばやく身をこなし、身体が活性化されて基礎代謝量が上がるのです。従って、正しい歩行で歩くほど正しい筋肉がつき、出るべき胸やお尻のラインがキュッと上がり、ウエストや脚は引き締まるという美しいボディラインを導き出すのです。その為には、足指を踏ん張った正しい3点歩行でなければできないのです。
足裏の歪みを無視してキレイなウォーキングはするのは、無理があり長続きしませんし、逆にかえって身体に害になる場合があります。正しいウォーキングとは、足裏のバランスを整えることでこの3つの機能を取り戻し、美しいボディラインと健康な体に導くことなのです。これが自然界の法則に則った歩行なのです。