子供の足と体が危ない「子供の足の異常と現状」
時代の背景と現実を知ることが重要
これなんだ!! 時代の変化(ライフスタイルの変化)に伴って、子供の足も異変がおこっている!それは足の退化に伴う。 | |
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外反母趾 | 指上げ足 |
時代の変化・ライフスタイルの変化に伴って、今、子供の足にも大きな変化が起こっているのです。
その変化とは子供の外反母趾と指上げ足(浮指)という足裏の異常です。そして重要なことは、この足裏の異常に伴って身体と心にも重大な異常が起こっている、ということです。
その重大な異常とは、次の通りです。
1.子供の足・ひざ・腰・首の慢性痛やスポーツ障害
2.子供の自律神経失調症(下痢・便秘・ひきこもり・うつなどを含む)
3.子供の生活習慣病(肥満・子供の成人病)
○身体の異常とは:慢性痛や負傷の瞬間を特定できないスポーツ障害
○心の異常とは:自律神経失調症が原因となる、心(精神)の問題
つまり、足裏の異常に伴い重力とのバランスが狂うと、子供も大人も全く同じ痛みや精神症状が現れるのです。
一生の足は小学校3年生くらいで決まってしまいます。この時期にこそ足裏のバランスを整え、正しい歩行をさせ、体に歪みを起こさせないことが大切なのです。
小学校5・6年生から中学生時代は運動量が急激に増えます。この時期に外反母趾や、もうひとつのまだ殆どの人が気づいていない指上げ足(浮指)があると体に歪みが起こり、その歪んだところへ運動時に発生する突き上げ(過剰な衝撃波)や左右異なる歩き方による体のねじれ(過剰なねじれ波)が繰り返されてしまうのです。
ここに同じ学生、同じスポーツや運動量にも関わらず、悲劇が起こる子供と起こらない子供とに分かれてしまうのです。 ここに隠れていた本当の原因があったのです。
子供の足の異常と現状
2005年8月25日
朝日新聞掲載
中学生のひどい外反母趾
約7%(30度以上)
女子の予備軍(20~30度)
全体の5割
男子20度以上が5割
現状は小学生の50%に足裏の異常があります。その内訳は次の通りです。
○「外反母趾」においては7%の子供に30度以上の進んだ変形があると報告されています。変形が30度あると必ず上半身にもそれを補おうとする歪みが、体のどこかに起こります。
○「指上げ足(浮指)」においては、親指が甲側へ90度以上反ってしまう異常です。このような足は重心が踵へ片寄り、足指を使って踏ん張ることができないため、運動時に突き上げ(過剰な衝撃波)や体のねじれ(過剰なねじれ波)を体に伝えしまい、一番歪みの大きいところから損傷させていくのです。これも外反母趾と同数います。
指上げ足の特徴とチェック法
足指が90度以上反る人は指上げ足! 親指と人差し指で右写真のようにチェックする。 |
※外反母趾と指上げ足(浮指)の両方の要素をもった子供が増えています。この両方の要素をもった子供は、歩行時足指が接地しない「指上げ歩き」の状態になり、歪みのあるところに運動時に発生する突き上げ(過剰な衝撃波)・体のねじれ(過剰なねじれ波)が繰り返され、限界を超えたとき、それぞれの痛みや自律神経失調症状が起こっているのです。
外反母趾や指上げ足(浮指)などの足裏の異常は、予備軍を含めると70%にもなります。
【子どもの浮き指と、体の不調】