頭痛には悪い足による悪い歩き方が隠れている

このように悪い足となる外反母趾、指上げ足(浮き指)、扁平足など足裏の異常があると、足裏が不安定になり、重心が踵の方へ移動して歩き方も悪くなってしまうのです。そして、悪い歩き方は時間経過に伴い、首に過剰な衝撃波やねじれ波という有害なストレスを歪みの多い首へ繰り返し伝えてしまうため、何倍もの負担を加え続けることになるのです。次第に変形(歪みや微細な疲労骨折)を起こして頭痛を発症させてしまうのです。

ですから足裏のバランスを整えて、重力の上に効率よく立ち、そして正しい歩行をすることが重要なのです。


人間にも免震構造設計が必要

今まで頭痛に対し、人間の土台となる足裏から原因を追究するという考え方がなかった為、解明できなかったのです。人間も建築物も力学的には同じ構造体なのです。異なる点は『歩く』という動作が加わるだけなのです。 人間の体も足裏のバランスを整えることが「基礎工事」であり、それがしっかりしてこそ免震、あるいは耐震構造設計が万全になるのです。

もしこの基礎工事に欠陥があると、家やビルなどの建築物は耐震構造設計ミスということで逮捕されますが、人間は逮捕されない変わりに頭痛や肩こり、めまい、自律神経失調症、腰痛、ひざ痛などを起こして一生苦しむことになるのです。


足裏から全身のバランスを整える


頭痛、肩こりに対する治療の3原則

頭痛、肩凝りの治療と予防には『治療の三原則』。この法則に従うことです。

1. 足裏から全身及び首の構造学的バランスを整えて、自然治癒力を発揮させる。
2. 足裏に免震処置をした上で全身の血行促進を図り、自然治癒力を発揮させる。
3. 首に繰り返される負担度より安静度が上回る補強(コルセット)をして、自然治癒力を発揮させる。

これが自然界の法則なのです。治療は対処的な事を出発点とするのではなく、原因を追求することを出発点とすることが重要です。治療法も自然界の法則に従うことは、結果的に根本療法となり治癒への最短距離となるのです。


具体的な対処法

A. 足裏と首筋の付け根を低周波で刺激、ほぐします。足裏を刺激する目的は、外反母趾、指上げ足、扁平足などの悪い歩き方により足底筋群が疲労して固くなっているため、これをほぐします。もう一つは足裏への刺激により足底反射(原始反射)つまり踏ん張る力をつけるためです。

B. 次に専用マッサージ器(足裏天国)で足裏から首のマッサージを行い、血行促進と共に疲労を回復させ、次に行う整体が効果的かつ安全に行われるよう全身の筋肉をほぐします。

C. 足裏から全身のバランスを整える「足裏バランス整体」を行う。具体的に説明すると、足のリスフラン関節亜脱臼の整復、骨盤の歪みや猫背の調整、頚椎への安全整体です。

D. 整体の後にはその効果を持続させる為、足裏のバランスをテーピングで整えておきます。(足裏バランステーピング法)テーピングを外した後やテーピングができない場合はテーピングの代わりとなる3本指タイプの専用テーピング靴下を履きます。

3点歩行 足裏のバランスを整えると、重力の上に効率よく立つことができるため自然と正しい歩行が促され全身のバランスが整うのです。また、靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れるか専用の免震シューズを履き、足裏へ基礎工事となる免震構造設計を施します。



足裏バランステーピング
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E. 症状がひどい場合は首の専用コルセットを使用します。これは、頭の重さと地面からの突き上げが歩く度に首で激突を繰り返さないよう補強、つっかえ棒の役割をさせ、首の安静度を高めて自然治癒力を発揮させるものです。


首にかかる負担の図解

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