足背部の痛み
症状
長時間歩いた後や急にスポーツをした後に、足背やその小指側が痛くなったり腫れたりします。「歩き過ぎると痛みと腫れが出て、安静にしていると楽になる」というのが特徴です。
第2中足骨や第5中足骨に疲労骨折が多く見られます。患部を指で強くつまんでみると限局性の圧痛があります。進行した場合は骨が太くなっているのを確認できます。
原因
外反母趾のある人や親指の踏んばる力が弱い人などが急にスポーツをしたり、固い履物でウエイトレスのように長時間の歩き過ぎや立ちっぱなしの仕事をする人に多く起ります。歩くとき、親指に踏ん張る力がないため押されてテコの原理で言う「力点」となり、親指の付け根が「支点」、中足骨が作用点となり親指からの圧迫が繰り返され、疲労骨折してしまうのです。ちょうど針金を何回も曲げると折れてしまうのと同じようなことが、骨に起こってしまうのです。
X線ではわかりにくく、見過ごされがちです。
対処法
初期、中期ではX線像ではわかりにくく見過ごされがちですが、後期になると骨の肥厚を確認できます。 「痛みのある場合のテーピング法」で中足関節を固定し、足裏のバランスを整えておくと1ヶ月くらいでよくなりますが、固定をしないと長引くので注意が必要です。また、靴の中にはクッション性の柔らかい免震インソールを入れておくことも大切です。
★タコが分厚い場合や痛みがある場合は、「痛みのある場合のテーピング法」を行います。 1:まず、伸びない包帯を軽く巻きつけて止めた後、ハサミで切り込みを入れる。 2:その上から、テーピングを行う。
★タコが分厚い場合や痛みがある場合は、「痛みのある場合のテーピング法」を行います。 1:まず、伸びない包帯を軽く巻きつけて止めた後、ハサミで切り込みを入れる。 2:その上から、テーピングを行う。