腰痛は足の異常と一致する

「年に何回かギックリ腰を繰り返す人」「痛くなったり良くなったり長年繰り返す人」「痛めた原因がないのにX線検査でヘルニア・分離症・すべり症といわれた人」「いつも重い痛みがあり、季節の変わり目や雨が降る前に痛む」といった症状を訴える人達の足を診ると、その殆どに足裏の異常があるのです。

その足裏の異常で多いのが、外反母趾、指上げ足(浮指)、扁平足です。 この足裏の異常は何よりも免震機能が衰えてしまうため、歩く時に「過剰な衝撃波やねじれ波」という介達性の外力を腰に伝えてしまうのです。この1回の衝撃波やねじれ波は弱いもので自覚することはできませんが繰り返されると、大地震のエネルギーに匹敵した縦揺れと横揺れの巨大な破壊力になり腰にダメージを与えてしまうのです。


結論


このダメージが多く蓄積されているかどうかで、それぞれの症状や検査結果になっているのです。その証拠に慢性腰痛で悩んでいる人の90%に足裏の異常があり、それが統計的に裏付けられているということです。


腰痛の根本療法は固定(無重力療法)

腰痛を治すのは骨盤の上に上半身をバランスよく乗せる「カサハラ式腰痛体操」をしたり、またイメージするだけでも自然にバランスが整ってきます。専門家による整体やカイロもこのバランスの調整をしているのです。

そして、腰痛を根本的に治す90%の働きが固定(無重力療法)となるのです。
その固定となる材料は、サラシ包帯や「骨盤ベルト付コルセット」または両方の併用が最も効果的です。サラシ包帯の作り方は、「自分で治すひざの痛み」のところでも説明しているように、サラシ1反の幅を3等分に裂いたものを使います。


切れ目を入れて裂く3等分にしたサラシ包帯サラシを巻く


腰のサラシ包帯の巻き方

まず、1本目のサラシ包帯を股関節の外側にあたる大転子の位置からできるだけ強く巻き始め、しっかりと固定し土台を作るのです。
次に、やや上方にずらしながら仙腸関節が動かないよう固定し、最後の残り半分は骨盤全体を「スジカイ巻き」にし、サラシ包帯の最後は巻いたサラシに、はさみ込んで止めて下さい。
痛みがひどい時は夜もそのまま巻いて寝て下さい。基本は、「昼間巻いて、夜は外す」ということが理想的です。サラシ包帯による固定法(無重力療法)は殆どの人に激的効果が起こります。


巻く量の目安

巻く量の目安は次の通りです。 1. 軽い痛みの場合は、「1本のサラシ包帯」を股関節の線上から骨盤にかけて「スジカイ巻き」を行い、股関節と尾骨と仙腸関節を固定する。腰ではないので注意して下さい。 2. ひどい痛みの場合は、「2本のサラシ包帯」を用います。まず最初に1本目を前項(1)と同様に股関節線上から骨盤にかけて「スジカイ巻き」を行い、土台を作る。次に、その上から2本目のサラシを腰椎にかかるように巻く。 これを3週間続けると、どんなひどい腰痛も半分は治ってきます。 ギックリ腰のような急激な痛みの場合は、先にサラシ包帯1本を巻いて、その上から「骨盤ベルト付コルセット」をすると3日位で楽になってきます。 また、サラシ包帯が面倒だという人や我慢できる程度の軽い痛みの場合は、骨盤の形を整えて、自然に骨盤の上に上半身をバランスよく乗せ、更に固定力の機能をもっている「骨盤ベルト付コルセット」をするだけでも良くなります。


軽い痛みの場合:サラシ1本

サラシの巻き方サラシの巻き方サラシの巻き方サラシの巻き方


ひどい痛みの場合:サラシ2本

前項のサラシ1本を巻いた上から下記の通り2本目を巻く。

サラシの巻き方サラシの巻き方サラシの巻き方サラシの巻き方


急激な痛みの場合:サラシ1本を巻いた上から専用コルセットを装着
軽い痛みの場合:サラシの代わりに専用コルセットで対応も可能

コルセット併用コルセット併用コルセット併用


イラスト解説 残りの10%の治療は足裏への免震機能(クッション作用)の回復と血行促進です。
具体的には、
1.足裏のバランスを整える「テーピング」または「3本指テーピング靴下」
2.カサハラ免震インソール(人工筋肉素材)
3.免震シューズ(免震インソール内蔵)
4.電気・マッサージなどで腰の血行を良くし痛みを和らげる



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全く働けないようなひどい腰痛で病院に入院したとしても、主な治療は安静にして寝ていることがほとんどです。これは重力の負担を軽くする無重力療法のひとつです。ひどい腰痛は、安静にしてまず炎症を止めることが最優先ですが、入院しない限り寝ているわけにもいかないので、サラシ包帯を使って固定(無重力療法)をするのです。しっかり巻いたサラシ包帯固定はギプスにも匹敵しますが、日常生活ができるというメリットがあるのです。そして、忘れてはならないのが足裏への免震対策です。

人間の体にも耐震構造設計が必要なのです。この耐震構造設計ができている人はすべてに健康です。逆に、体に耐震構造設計ミスがある人は、ひざ痛、腰痛、頭痛、肩コリなどに悩まされ、特に頚椎を痛めている人は自律神経失調症や生活習慣病の引き金にもなってしまっているのです。