お腹の引き締め
外反母趾・指上げ足(浮指)・扁平足などの悪い足は、身体の土台となる足裏が不安定になり、これを補おうとして、すね・ふくらはぎ・もも・お尻・お腹・首・肩・顔に余分な筋肉がついてしまうのです。
この一度ついた余分な筋肉は疲労しないようにと、次第に脂肪を蓄えていき、肥満とともにお腹が出っ張った体型になってしまいます。
扁平足の人に、小太り・ズン胴体型が多いのはこのためです。
お腹が出っ張ってしまう原因は大きく分けて次の2つに集約されます。 一番目は、足指を使った正しい歩行ができないので、歩行時に腹筋に力が入らず、腹筋がゆるみ垂れ下がってくる。
2番目は、足先が外方向へ流れる歩き方が隠れています。足先が外方向へ流れると股関節内の骨頭の位置が前側にズレるため、骨盤が開いて四角い形になってしまうのです。正常な骨盤はX線でみると逆三角形の形になっているのですが、骨盤が開いている人は四角い形になり、その分だけ内臓が下垂してお腹が出っ張るのです。
答えとして、足指を使った正しい歩行ができないため、腹筋がゆるみ、足先が外方向に流れるとともに骨盤が開き、内臓が下垂したことでお腹が出っ張ります。
自分でできる対処法
1.テーピングまたは、テーピングが編み込んである「3本指のテーピング靴下」で足裏のバランスを整え、足指を使った正しい歩行、また早歩きをすることにより腹筋を鍛える。
更に、身体の第2の土台となる「股関節」をサラシ法(すじかい巻き)でしっかり補強するのもベストです。また、難しい場合はそれに代わる専用サポーターで簡単に対応することも可能です。
2.正しい歩き方のポイントとして、いつもより1~2cmひざを上げて歩くようにする。
そうすることで、「踵」「指のつけ根」「指先」が、同時に着地する正しい3点歩行ができる。踵から着地すると、かえって体に害となるので注意が必要です。
詳しくは、「カサハラ式歩行教室」へ。
3.開脚運動を行い、股関節と骨盤のバランスを整え、開いた骨盤を正常な位置に戻す。