ドッグブレス呼吸法
ドックブレス呼吸法とは、犬が運動のあとハッハッハッと激しく早い呼吸をして、体温調節をはじめ酸素を多く取り入れる呼吸法をまねた自己酸素吸入法です。
体調の悪い人を観察すると、自律神経の機能低下とともに弱く浅い呼吸をしているのがわかります。呼吸が弱く浅いと、当然血液中の酸素量も減ってしまうので、脳が酸欠状態になってしまい、疲労とともに体調が悪くなってしまいます。
このドッグブレス呼吸法は、酸素とともに栄養がエネルギーとなって各器官や臓器に運ばれるので、自然治癒力が増すとともに緊張がほぐれて疲労回復が図られます。人が危険な状態に陥ったり、また救助された時、まず最初にやるのは酸素吸入です。それだけ酸素は体を活性化させ、自然治癒力が高まり、続けていると免疫力もついて体力とともにカゼもひきにくくなってきます。この呼吸法は最初はうまくいきませんが、続けていると肺の筋肉が鍛えられ連続して500回位できるようになります。
こうなると肺活量も次第に上がってくるので基礎代謝量がアップして体調がよくなるのです。実際のやり方は、就寝前や起床後、いずれも布団の中で仰向けになり300~500回、口元に力を入れた早い呼吸を行う簡単な方法です。
このとき、必ず数を数えながら行うことが必要です。数を数えながら行うと、脳への酸素の供給量が多くなり、より効果的です。呼吸法は、口を中心に行って、ときには鼻からも行ってみてください。口元で深呼吸をするときのようにくちびるを少ししぼめて行います。