40、外反母趾と冷え
症状
『足が冷えすぎて寝付けない』『靴下を重ね履きしないと温まらない』『足指にしもやけができる』といった症状ですが、実は冷え性も自律神経が大きく関係しています。
原因
女性の冷え性の8割は、自律神経の乱れが原因となっています。
自律神経は血液循環・体温調節・臓器の働きや血流の調節もしています。交感神経が正常に働いている時は、血液量を増し、内臓の働きを活発にさせ身体も温まりますが、正常に働かなくなると、胃腸の働きも悪くなって便秘と共に冷え性が起こります。自律神経が乱れる最大原因は、日々の悪い足による悪い歩き方が、自律神経の通り道である首にダメージを受けた結果です。
足が著しく冷えるタイプの冷え性は、大半が首とともに腰を痛めている人です。腰を痛めると坐骨神経の働きが鈍くなり、次第に下半身への血液循環も悪くなってしまい、余計に冷えてしまいます。また、このような人は必ず腰痛に伴う生理痛があります。
むくみと共に足が冷える人は、外反母趾や指上げ足・扁平足などの足裏の不安定を補うため、すねやふくらはぎの筋肉が疲労し硬くなって血管を圧迫しているのです。すると、血液を心臓に送り返すポンプ作用が働かず、下腿の血液がうっ血して、むくみと共に足が冷えてしまうのです。
また、デスクワークでふとももの後面が長時間圧迫され、坐骨神経や血管が圧迫を受け続けても、足のむくみと共に足が冷えにつながります。
この他、人間関係などの精神的ストレスや労働などの肉体的ストレス・不規則な生活・睡眠不足など生活環境条件が自律神経を乱し、冷え性の原因になります。
対処法
体の環境条件を整えるため、ビタミン・ミネラルを十分取り、栄養のバランスを保ち、エネルギーの燃焼によって身体を温めることが大切です。 また、足指を使って正しい歩行をすることにより、首にダメージを伝えないようにすると共に基礎代謝の高まってきます。 首コルセットを装着して、首の負担を軽減するのも自律神経を安定させる上で効果的です。
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医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。