ムチ打ち症状「脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)」の本当の原因は足
脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)という病気が新たに発見されましたが、原因の部分に大きな間違いがあるのです。症状はむち打ち症と同じような首や背中の痛み、頭痛、吐き気、めまいなどで、本人しか分からない辛い慢性的な症状が長く続くものです。自律神経失調症、不定愁訴とほとんど変わらない症状で、中には精神的なものと判断されてしまう場合も多くあります。
原因は、脳と脊髄を満たしている髄液が漏れて、脳が頭の中に沈んでしまうことにより起こる症状ですが、間違いとはその漏れる原因を、軽い追突やスポーツ、尻もちで脊椎が損傷し漏れるとしていることです。しかし、それらの因果関係をまだ正しく突き止めていないという点と、本当の原因を足から追究していないという点です。多くの場合、過去のほんの軽い追突やスポーツ、尻もちなどを無理やり原因にしたり、また軽微な外傷を本当の原因として関係付けようとしていることが間違いなのです。
人間の体はその程度にできてはいません。激しいスポーツや過酷な状況では、この何倍ものストレスが加わりますが髄液は漏れないのです。たしかに、ひどいムチ打ち後には頚椎を損傷し、そのひび割れから髄液が漏れることがありますが、これはごく稀で現状は軽微な外傷と思われるものや全く思い当たらないというのが事実です。
髄液が漏れる本当の原因は、足裏の免震機能の低下にあるのです。
外反母趾や指上げ足、扁平足などがあると、重心が踵に片寄ってしまい、足裏の免震機能が働かず、歩く度に「過剰な衝撃波やねじれ波」を脊椎に繰り返し伝え、歪みの多いところが損傷してひび割れが起こるのです。
1回の過剰な衝撃波やねじれ波はたとえ弱いものであっても、長年繰り返されると巨大地震のような破壊力になり、脊椎を疲労骨折させてしまうのです。この考え方が欠如しているのです。だから、老若男女問わず、悪い足の人に起こっているのです。特に、中高年ではうつや引きこもりなどを起こしやすいので、精神的なものと誤解しないことが重要です。
また、「軽微な外傷でも髄液が漏れる」とされている点ですが、この理由は悪い足による悪い歩き方で、既に90%の変形や微細な疲労骨折が潜在的に蓄積されているということです。この時点ではまだ漏れはないのですが、あと残りの10%が軽微な外傷といわれるもので、これが引き金になって100%の損傷となり、脳脊髄液減少症の症状が出てしまうのです。これを間違えてはいけないのです。
髄液の漏れは前に説明したように、筋力の違いから女性では首から、男性では腰などから起こることが多いのです。脊椎の歪み、つまり「構造設計の不備」のあるところに、免震機能の低下した足からの過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返されたことによって起こっているのです。
病院では「ブラッドパッチ治療」という方法が確立されています。自分の血液20~40mlを取り、背骨から脊椎の硬膜外腔に注入して、血液の成分でひび割れをふさぎ、脳の位置を元に戻すというものです。2、3回の治療でも7割の人に改善が見られるという画期的な方法ですが、ごく稀に悪化するという報告もあります。
病院以外のセカンド療法としては、次の通りです。
ムチ打ち症状「脳脊髄液減少症」に対する<セカンド療法>
1. 足裏のバランスをテーピングで整え、更に過剰な衝撃波やねじれ波を吸収無害化する人工筋肉素材のインソールを靴の中に入れます。
2. 頚椎補強コルセットで頚椎の安静固定を行う。コルセットは昼間装着し、夜の就寝時は外すことを繰り返えします。頚椎から漏れている人にはかなり効果的です。
このように、本当の原因を見極めた上で、足と首への負担を軽くしたり防ぐことを6ヶ月から1年間位続けると、「過剰仮骨の吸収と付加骨の添加」という自然治癒力が起こり、同じように7割の人に改善が見られます。
症状において、先天的なものが起因している場合は改善が見られません。
(1). 先天的要因(遺伝形質) 10% 生まれつき
(2). 後天的要因(病的形質) 10% 事故・ケガ
(3). 環境条件的要因(生活習慣形質) 10% 片寄った仕事・スポーツ
(4). 重力学的要因(頚椎変形質) 70% 悪い足による悪い歩き方で頚椎を変形、または微細な疲労骨折
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