第3の医学とセカンド療法について

新しい医学へようこそ

この医学を知ることによって、今まで原因がはっきりしない関節の痛みや自律神経失調症、その隠れていた本当の原因が分かるのです。
本当の原因が分かると、正しい治療(効果的な治療)ができるばかりでなく本物の予防医学も分かるということなのです。

これは、医師をはじめ柔整師、ハリ師、整体、カイロ、更にはトレーナー、健康指導者、サプリメント関係者、ネットワーカーの皆様にもおおいに役立つものと考えております。もちろん一般の人であっても、分かり易く書いてあるのでそれなりに理解できるはずです。

ライフスタイルの変化に伴って症状や痛みにも変化が起きている
時代に合った新しい医学の出現とその必要性

これまで35年間にわたる治療現場で感じていることがあります。それは、時代の変化やライフスタイルの変化に伴って現代人の体にも大きな変化(異常)が起っているのです。その変化とは足裏の異常(退化)となる外反母趾と指上げ足(浮指)です。その足の異常(退化)に伴って患者さんが訴える痛みや病気にも変化が起きているということです。その変化とは、次の通りです。

・原因のはっきりしない足、ひざ、腰、首などの慢性痛やスポーツ障害の多発
・子どもから大人まで激増している自律神経失調症状(うつ、パニック症)
・生活習慣病と、それに関わる内臓脂肪症候群(糖尿病、メタボリック症候群)

医学の急速な発展と共に、現代医学万能、化学薬品(薬)万能と言われる時代になりましたが、確かに、結核やコレラ、チフスなどのような病原菌に対して万能ですが、現代人に激増している慢性痛や自律神経失調症状、生活習慣病に対しては薬だけでは限界があるのです。その点を混同したり、錯覚してはならないのです。また、時として薬漬けという医療から脱出を試みることも必要なのです。


不安定な足裏

人間の体の土台となる「足裏」からみることが見落とされていた

そして、これらの症状を訴える人の90%に足裏の異常となる「外反母趾」や「指上げ足(浮き指)」があり、足裏が不安定になっていたのです。
しかし、現代医学の現状は、慢性痛に対しては痛いところだけ、自律神経失調症状にはその症状だけをみて、決して人間の土台となる「足裏から全身を診る」ことはないのです。
家が傾いたら基礎となる土台から正していくという考えが誰にでも自然に起るはずです。これと同じように、人間の場合も土台となる「足裏」から上部を正していくという考えを最初に持たなければならないのです。なぜなら、私たちは「重力」という見えない負担を一時も休むことなく受け続けており、人間は2本の足で直立するため、体を支える足が重力の負担を最も多くコントロールして、全身のバランスをとっているのです。


不安定な足裏が体に及ぼす、地震のたて揺れと横揺れ


体に悪影響を及ぼす不安定な足裏 足裏の歪みは全体に過剰な衝撃波とねじれ波を伝える
足裏の3つの機能と役割 すべての宇宙飛行士が重力の偉大さを実感するという


その結果、重力とのバランスが効率的に保たれたところに「美と健康」が生まれ、知能や運動能力の発達と共に進化が促されているのです。逆に、重力とのバランスが崩れたところに「慢性痛や自律神経失調症状、病気」が発生し思考力、運動能力の低下と共に退化が促されてしまうのです。つまり、重力とのバランスを最も多くコントロールしているところが足裏の機能だったのです。これが、「美を追求していくと健康にたどりつき、健康を追求していくと足裏のバランスにたどりつく」と言われるゆえんなのです。


美・健康は足裏のバランスから


以上のことからも分かるように、原因のはっきりしない慢性痛や自律神経失調症状を人間の土台となる足裏から全身の症状を診断していかなければならない時代なのです。しかし重要な、この部分からの追及が見落とされてしまっているからなかなか治癒に至らないのです。


皆さんは気付いていないと思いますが、今までの診断法や治療法のほとんどがけがや事故などのように、原因のはっきりしている新鮮な損傷を対象とした医療だったのです。そして、これらに関する内容は既に医学部でハイレベルの理論や治療マニュアルと共に優秀な人材を数多く輩出しております。しかし、その医学部でもたったひとつ重要な理論を見落としてしまっているのです。そのため、治療効果が一定の水準で止まり、今限界に達しているのです。